ゴルフコンペ幹事としての最初の大きな仕事は、「いつ、どこでゴルフコンペをやるか」を決めることです。いわば「ゴルフコンペの企画」です。ここでは、ゴルフコンペ開催日・ゴルフ場の選び方と、失敗しない予約のコツをお伝えします。
前の幹事やキーマンに相談しながら、早め(半年前~)に動き始めるのが肝心。ここをスムーズに決めておくと、ゴルフコンペまでの準備も余裕を持って進められます!
目次
ゴルフコンペ開催日・ゴルフ場選びのスケジュール
理想的なスケジュールは、
- 3カ月~半年前には日程が決まっている
- 1カ月~3カ月前にはゴルフ場を決めて予約できている
状態です。
日程だけは早めに決めておきましょう。特に参加者が多い場合や、経営者など忙しい人を招待する場合、泊りがけになる場合などは、日程の決定が遅くなると、参加者の調整が難しくなります。詳細(場所や時間)が未定の状態でも、日付だけ決めれば「その日コンペやるから空けておいてください!」と伝えておけます。
日程が決まったら、ゴルフ場選びのスタートです。せっかく良いコースが見つかっても「枠がなくて予約できない」なんてことになるともったいない!選び直しなどの手間もかかります。確実に予約するためにも、ゴルフ場はだいたい1~3カ月前には決めておくと安心です。
人気のゴルフ場でやりたいときや、参加人数の多い大規模コンペのときは、もっと早めに!半年前でも早くないです。
ゴルフコンペ開催日を決めるときのコツ
「いつコンペを開くか」を決めるときに大切なのは、キーマンの日程から押さえることです。
ここでいう「キーマン」とは、主賓や送別会の主役、必ず参加している人など、「その人がいなければそのコンペが成り立たない」という人のことです。例えば、「田中さんの送別会コンペ」であれば、まず田中さんが参加できる日程を確認して決めていきますよね。キーマンには真っ先に確認して候補日を絞っていきましょう。
ゴルフコンペの開始時間は「早め」がおすすめ
基本的には、ゴルフコンペの開始は「早め」に設定するのが無難です。早めとは、8時から9時くらいのスタートです。
- スタートが遅いと、季節によっては日没で最後まで回れないことがある(最後まで回れないと、後ろの組の不公平感が強くなり、ゴルフコンペが盛り下がる原因に…)
- 表彰式の終了時刻が遅くなるより、参加者は早めに帰れた方が嬉しい
- 万一遅刻や高速道路の事故などで開始が遅れる場合も、リカバリーが効きやすい
「集合時間が早すぎる!」という声もありますが、朝の渋滞などを考えると、開始時刻を遅めにしても家を出る時間はあまり変わりません。当日はどんなトラブルが起きるか分かりませんから、朝早めのスタートにしておくと安心です。
ゴルフ場を選ぶ方法とトラブルを防ぐ予約のコツ
日程が決まったら、希望に合うゴルフ場を選び、予約します。ゴルフコースは一人で決めてしまわずに、キーマンにチェックしてもらった上で決定します。
予約の際には、ゴルフ場に条件を確認した上で進めていきましょう。
ゴルフコースの選び方
ゴルフコースは、次の手順で選びます。
- 事前の情報収集
- 条件に合うゴルフコースの候補を選ぶ
- キーマンに確認して決定
1:事前の情報収集
まずは、事前の情報収集としてキーマンの好みやこれまでの会場を確認しましょう。過去の内容を振り返れば、予算感やコースの難易度、エリア等の傾向が分かります。また、主賓や前幹事などのキーマンに希望を聞いておくと、候補選びが楽になります。例えば、「前回同様、キャディ付きのコースでいいですか?」という感じです。
ゴルフ場の選び方は、飲み会のお店選びに似ています。仲間うちの楽しい飲み会に静かな料亭は選びませんし、大切なお客さんとの会食に立ち飲み屋は選びませんよね。
情報収集をしっかり行い、キーマンや前幹事の知恵を借りれば「どの条件でゴルフ場を選べばいいか」が見えてきます。
2:条件に合うゴルフコースの候補を選ぶ
ゴルフ場のホームページや楽天GORAなどの予約サイトを見ながら、候補となるゴルフ場を選びましょう。
ゴルフコースには好みがありますが、みんなに楽しんでもらうためには「場所」「難易度」「価格」「プレースタイル」で比較しながら決めていくのがおすすめです。
「場所」でゴルフ場を選ぶ
キーマンが行きやすい場所を選ぶと良いです。電車での参加者が多いようなら、最寄り駅からのアクセスも確認すると親切です。
「難易度」でゴルフ場を選ぶ
初心者が多いようであれば、難易度の高いコースは候補から外すなどの気配りをしましょう。スコアが低いと、参加者のテンションも低くなります…。笑
「価格」でゴルフ場を選ぶ
前回までの価格を見つつ、大きく予算感が変わらない会場を選びましょう。ゴルフコンペの費用には、プレー費以外にも昼食代や会食、参加費(コンペ景品代)がかかるので、全てをトータルした金額で考えてください
「プレースタイル」でゴルフ場を選ぶ
「絶対にキャディが必要!」「セルフプレーでいい」「乗用カートがほしい」など、プレースタイルの希望を満たしているかチェックしましょう。キャディさんがつくと、だいたい2~3,000円は予算が上がりますが、はじめてのコースの説明などでフォローしてもらえるので、進行も楽になります。ただ、コストがかかるので、つけない場合も多いです。
カジュアルにやりたいという意向であれば、キャディーなしという選択肢もありです。キャディーなしで回ることを「セルフプレー」と言います。セルフプレーでも、最近はカートにナビが付いているので、はじめてのコースでもだいぶスムーズに回れるところが多いかなという印象です。
3:キーマンに確認して決定
候補が決まったら、予約の前にキーマンや前幹事に確認してOKをもらいましょう。ゴルフ場選びはコンペの成功を左右する重要なポイントなので、いろいろな視点からチェックしてもらうと安心です。
ゴルフ場選びは、幹事が一人で背負い込むのではなく、周りを頼りながら決めれば大丈夫です。参加者の顔を思い浮かべながら、「みんなが楽しめるゴルフ場」が見つかると最高ですね。
ゴルフコンペの予約方法
ゴルフ場が決まったら、予約を行います。人気のコースであれば特に、早めに埋まってしまうことが多いです、日程と候補会場が決まったら早めに予約しましょう。
ゴルフ場の予約方法としては、インターネット予約サイトを使う方法、会員のつてを使って直接予約する方法があります。
GORAなど、インターネット予約サイトを使って予約する(主流)
主流なのは、GORAなどのインターネット予約サイトを使う方法です。エリアやキャディーの有無、空き状況、コスト感を簡単に比較できるので、ゴルフ場の下調べにも使えます。
ゴルフ予約サイトとしては、以下のものが有名です。
ゴルフ場の会員メンバーに予約してもらう
参加者の中に会員がいるゴルフコースの場合、そのメンバーに予約してもらうこともあります。年会費を支払ってるので、会員の方がゴルフ場にお願いをしやすいですし、勝手も分かっています。
この方法の良いところは、会員にゴルフ場とのやり取りや打ち合わせを基本的にお願いできるので、幹事としてはとても楽になるという点です。また、会員だからこその特典で良い条件(値引きや協賛品など)が引き出せるかもしれません。
ゴルフ場の会員になっている参加者がいれば、上手に巻き込んで協力してもらいましょう!
トラブル予防!予約前にゴルフ場に確認しておくこと
予約前には、「料金」や「人数」など、後で変更できない部分についてゴルフ場の担当者に確認します。
面倒に思うかもしれませんが、もし間違った条件で話が進んでしまうと大きなトラブルにつながります。電話で担当者と打ち合わせすれば防げるので、ゴルフコンペの成功のため、このステップを加えることをおすすめすします!
ゴルフ場と予約前に確認しておくポイント
予約前にゴルフ場に確認しておきたいポイントは次のとおりです。
料金に関すること
- 予約日時、人数は正しいか
- プレー費はいくらか
- プレースタイルは希望通りか(キャディ付き、セルフプレー)
- 昼食費は含まれているか 、含まれていなければ昼食のプランはあるか
- 当日の支払い方法(現金のみ、カード可、キャッシュレス対応など)
プレー費の交渉は難しいかもしれませんが、そのゴルフ場のメンバーが予約する場合は、インターネット上の料金よりお得になることもあります。
プレー費に昼食代が含まれているかも超チェック。含まれていなければ「昼食のプランには何がありますか?」と聞いておきましょう。これまでのゴルフコンペでは毎回昼食付きだったような場合なら、前回までに合わせてここで予約しておくほうがスムーズですね。
表彰式に関すること
- 表彰式会場を確保できるか
- 会食(軽食)のセットなどの準備があるか
表彰式を行うときは会食(軽食)も人数分を予約するのが一般的です。もし予算が決まっていれば、「1,500円くらいで会食のセットがありますか?」と確認しましょう。
一番安いプランの場合は飲み物+おつまみの軽食セットであることが多いです。表彰式の中でしっかり食べる人が多いという場合は、2~3000円でコースが準備されていないか聞いてみてください。
キャンセルに関すること
- 大幅に人数が増減する場合はいつまでに伝えればいいか
- キャンセルの場合はいつまでに伝えればいいか
- キャンセルが出た場合は費用がかかるか
注意点:ゴルフ場担当者の名前と連絡先を確認しておこう
担当者と打ち合わせをするときには、「『いつ』『誰と』『何を』話したか」が分かるよう記録を残しておきましょう。ゴルフ場との打ち合わせでよく問題になるのが、「誰と話したか覚えていない」「それは言っていない」「いや言った」など状況が分からなくなってしまうことです。最悪の場合、そもそも予約が取れていないとか、確定していなかった・・・という事態にもなりかねません。
口頭でのやり取りがメインなので、ある程度内容が決まってきたら、こういったトラブルを防ぐため、予約内容を打ち合わせした担当者の名前と連絡先を控えておきましょう。できれば、内容をメールやFAXで送ってお互いに確認するとさらに安心です!少し手間がかかりますが、これをしておくと後々モメることがありません。
ゴルフ場との打ち合わせは今後も続きます
予約が終わっても、ゴルフ場とはたびたび打ち合わせが必要です。予約までは「契約の内容」についての話でしたが、これからは「ゴルフコンペの進行」についての話が始まります。実は、この打ち合わせがコンペの成功や盛り上がりに大きく関わっています。
まとめ:余裕を持ってゴルフ場を予約しよう
ゴルフコンペの幹事としての最初の大仕事が、「ゴルフ場の決定」です。難しそうですが、参加者の顔を思い浮かべながら「場所」「難易度」「価格」「プレースタイル」を考えていくと、自然に候補が決まっていくはずです。
そして、予約前にはゴルフ場と細かい条件を打ち合わせておくのが失敗しないコツ。キーマンや前幹事にも確認しながら、時間に余裕を持ってゴルフ場選びと予約を進めましょう。